CFPS紹介:陳 心悦 さん

【所属・肩書】 NTTデータ

【資格取得年】 2017年

職務faceChan

2008年より社内の SI 強化施策の一環で、生産性の見える化のため、FP 計測に携わりました。

2017年より社内の別組織に異動し、品質および生産性強化に携わる中で、0から FP 計測支援や推進活動に従事しています。

なぜ CFPS を取得しようと思ったのですか?

受験当時、FP 計測に携わっていたため、業務で自分が計測した FP 値の正確性を担保するためにも取得しました。

また社内において開発プロセスの成熟度を高めるためのキャリアパス(ITSP)があり、その中で必要となる資格のひとつに CFPS も含まれていますので、キャリアアップする目的もありました。

CFPS 試験のためにどのような勉強や対策を行いましたか? また,試験の印象や,受験での苦労や注意点を教えてください

試験は2回受験し、一回目は CFPP(2014年)、二回目にやっと CFPS(2017年)に合格しました。

試験の印象:

3時間の中で150問解き、さらに9割以上の得点が必要となるため、難関という印象でした。

受験の苦労:

日々コンスタントに取れる勉強時間が少ないのに対して、CPM は量が多く、まず読破するために時間を要しました。

試験は12月なので、4月から少しずつ精読し、10月からは集中的に再読する期間を設けました。再読期間では、CPM を精読した結果を自分なりに図解し、文章だけではモヤモヤしてしまうところを理解できるようにしました。また JFPUG で開催されている精読会などのイベントに積極的に参加し、終盤停滞しがちが理解度を上げるようにしました。

CFPS の試験は CPM 持込み可であるため、試験中の CPM 検索性を高めるために、CPM に付けるインデックス、印刷の向きやページ分割にもこだわるなど、見やすさにはかなり工夫を凝らしました。また試験前に、どの辺に何が書いてあるということは把握できるぐらいに読み込みました。

注意点:

問題の中には、解釈によって回答を絞るのが難しいものがありますので、そういう問題については CPM に忠実に回答を導きだす必要があります。

CFPS を取得して良かった点,役立った点,今後取り組みたいことは何ですか?

FP 法の概念は、一度開発した方であれば簡単に理解できるものです。しかし抽出された機能が十分か、あるいはトランザクションファンクションの範囲が正しいか、という2点においては良く迷いが出るものと考えています。その迷いに対して、CPM に立ち戻って、正しい計測かどうかの検証ができる点においては取得する意義が大きかったです。

その他伝えたいこと,これから CFPS を目指す方へのメッセージ等

JFPUG 活動方針の中で、「計測することから始まる」というものがありますが、数値化することで、認識することが可能になり、数値化する目的を意識するようになり、そこから開発プロセスの改善が始まると考えています。

FP 計測だけを見ると手段にすぎませんが、あらゆる改善活動のスタートですので、まずは取得することを考えてみると良いかと思います。