CFPS紹介:石谷 修三 さん

【所属・肩書】
PMナレッジ研究所 代表

【資格取得年】 2010年(現在失効中)

職務

私は、2009年の定年退職後、ソフトウェア開発・運用等に関するコンサルティングを業とする個人事業主登録を行い、僅かながらも毎年、同業務を受注・遂行しています。

なぜ CFPS を取得しようと思ったのですか?

かって私はソフトウェア開発関係の企業に在籍していました。

定年間近の頃、同社の教育部門より「ソフトウェア見積の一手法である
 FP 計測手法の社員向け教育コースを開発したい」との相談を受けました。

これを契機に FP 計測手法を学び始め、社員向け FP 計測教育コースを開発すると共に同教育コースを実施しました。教育で使用するテキストは全て私の手作りです。

定年後も同社からの同教育コース実施依頼が続いたため、依頼側への責任の重要性に鑑み、CFPS 取得を決意しました。

CFPS 試験のためにどのような勉強や対策を行いましたか? また,試験の印象や,受験での苦労や注意点を教えてください

計算系の問題は確実に点数を稼げるものです。従って、ILF、EIF、EI、EO、EQ の複雑度(低、中、高)比例の FP 値算出を確実に且つ正確に算出できる様、ルールを丸暗記しました。但し計測の現場では EXCEL で算出できますから丸暗記の必要は有りません。

事前講習会では「全体で 30~40 分は見直し時間に当てよ」と指導されましたが、自己学習の中で「一問ずつ確実に解き、見直しは最小限にしよう」と戦略を変更しました。見直し=読み直しロスが私には辛いためです。事前講習会は出問の雰囲気や緊張感を体験できて大変有意義でした。

第1セクションは比較的短時間で完了。第2セクションはほぼ予定時間で完了。第3セクションが時間ぎりぎり。即ち第1セクションの余裕時間を食い潰しました。視力が悪く、また理解力の低い私にとって長文の第3セクションは結構辛いものでした。

CFPS を取得して良かった点,役立った点,今後取り組みたいことは何ですか?

時々、FP 計測支援のお仕事を頂戴します。大変有り難い事です。これも CFPS 保有経験が故と認識しています。

その他伝えたいこと,これから CFPS を目指す方へのメッセージ等

政府及び政府関係のソフトウェア開発業務では、見積の際には原則 FP 計測する事が定められています。関係各位の認識が低く適用率はまだ低い様ですが徐々に広がりつつあると認識しています。

韓国では、政府関係のソフトウェア開発では FP 計測が必須と聞いています。日本もいずれその様な時代が来るかも知れません。FP のメリット/デメリットを理解すると共に、デメリットへの対策を検討しておく事が重要と思っています。