CFPS紹介:本田 康晴 さん

【所属・肩書】 HS情報システムズ

【資格取得年】 2015年

職務CFPS-face-Honda

2014年から2年間、社内の FP 推進担当に携わりました。担当内容はシステム開発プロジェクトの FP 計測、社員の FP 計測技術の向上、見積技法の開発・適用支援等です。現在は担当を離れましたが、FP 計測の機会があればプロジェクトに参加して、計測やアドバイス等を行なっています。また、2016年から JFPUG の CPC (Counting Practices Committee: 計測技術委員会)に参加し、国内の FP 浸透に向け活動しています。

なぜ CFPS を取得しようと思ったのですか?

理由は3つです。1つ目は、FP 推進担当として社内外へ FP 計測スキルの証明が欲しかったこと。2つ目は、FP 推進担当として1年間活動して身についた実力を知りたくなったこと。そして、JFPUG の CPC 参加にあたり自信をつけたかったことです。

CFPS 試験のためにどのような勉強や対策を行いましたか? また,試験の印象や,受験での苦労や注意点を教えてください

実務として携わっていたこともあり、計測マニュアルの読み込み、JFPUG 会員向けに提供している問題集、講習会で提供される 1/5 スケール模試を徹底的にやりこむことで試験勉強の対応が可能でした。

CFPS 試験は3つのセクションで構成されているのですが、全体で 90% 以上、各セクションでは 80% 以上の正答率が必要です。また、CFPS 試験は150問を3時間で解く必要があります。設問には解釈が難解なものもあるため、ケアレスミスはほとんど許されないという印象です。よって、試験対策として見直し時間を十分にとることが重要です。

おススメの対策の一つは、ファンクションの複雑度と FP 変換の表をしっかりと頭に焼き付けることです。そうすれば素早く回答にたどり着くことができ、見直しの時間をより多く確保することができます。

CFPS を取得して良かった点,役立った点,今後取り組みたいことは何ですか?

取得して良かった点は、FP 計測に関する自信が持てるようになったことです。実際の業務では、マニュアルの通りにきれいな計測結果になることは少なく、様々なケースで計測を行います。しかし、この判断のもとになるのは、やはりマニュアルに定められたルールです。このルールをしっかりと理解している、という自信は業務でも非常に強みになります。

今後取り組みたいことは、CFPS の知名度向上です。CFPS の資格を持っているという話をすると、「ファイナンシャルプランナーの資格を取ったの?」と言われます(笑)。「CFPS 持ってるんだ? 今度、うちのプロジェクトの FP 計測頼むよ!!」と言われるくらい普及させたいです。

その他伝えたいこと,これから CFPS を目指す方へのメッセージ等

政府のソフトウェア調達ガイドラインで概算見積への FP 適用が推奨され、今後 FP の活躍する場は広がっていくことが予想されます。私はベンダー企業側(受注側)の人間ですが、ベンダー企業もさることながらユーザー企業側(発注側)も FP をしっかりと学んでいく必要があると思います。

そのためにはユーザー企業、ベンダー企業双方に FP 計測のプロフェッショナル(CFPS)が必要です。CFPS を取得して、ぜひ一緒に広めていきましょう!