CFPS紹介:倉重 誠 さん

【所属・肩書】
日立製作所 システム&サービスビジネス統括本部 プロジェクトマネジメント統括推進本部 技師

【資格取得年】
1996年(米国試験), 2001年(国内英語試験), 2004年(同), 2008年,
2009年(CBT), 2012年(CBT), 2015年(CBT), 2016年(Fellow

職務CFPS-face-Kurashige

私は,1995年から社内への FP 導入(およびそれに伴う社内プロジェクトの生産性分析や品質指標策定)を担当し,その後社内のアプリケーション開発プロジェクト向け見積技法の開発や社内導入を担当してきました。弊社が JFPUG に加入して以来,実務担当者として JFPUG の活動に参画し,CPC (計測技術委員会)を立ち上げました。現在は役員として JFPUG の運営にも参画しています。

なぜ CFPS を取得しようと思ったのですか?

CFPS という資格の存在を知った当時の上司(JFPUG 前会長の 初田)から,IFPUG カンファレンスに参加するなら CFPS に挑戦してきたら,という提案をいただき,腕試しとして受験してみたのが事の始まりでした。

資格期限が切れた後は,技術者としての現役感の維持と,CPC の委員長をやらせてもらっていたのでそれに相応しいスキルの証明が,試験を受け続けるモチベーションになりました。

CFPS 試験のためにどのような勉強や対策を行いましたか? また,試験の印象や,受験での苦労や注意点を教えてください

現在は日本語による試験が実施されていますが,最初の頃は英語の試験しかありませんでした。試験は1問あたり1分程度で回答しなければならないので,答えを即断できるかに加えて英語読解でつまづかないことが大切でした。3時間にわたって全力で英文に向かい続ける集中力を保つのが本当にきついです。初めての試験のときの集中力は,いまだに人生で一番と言えるかもしれないです。

CBT は英語の試験と同じ内容ですが,最近は試験に慣れたことと,計測マニュアル読み込み経験が20年に及ぶことから,最大出力までは要らなくてよくなりましたが,それでも 90% くらいの力を出さないとダメなので,CBT 終了後は普段感じることのない疲れに襲われます。

FP 計測マニュアルに基づいて出題されますから,計測マニュアルをどれだけ読み込むかが勝負の鍵ですね。計測マニュアルは普段仕事で読むことがほとんどないので,仕事で FP 計測の経験が豊富でも,計測マニュアルの読み込み不足や解釈の誤解などがあると合格できないのが悩ましいところです。

CFPS を取得して良かった点,役立った点,今後取り組みたいことは何ですか?

お客様に FP をお勧めしたり,FP の内容について弊社との合意形成をする際に,CFPS を持っていることでお客様との会話がスムーズに進むことを何度も経験しました。私はベンダー側に所属しているので,どうしてもお客様から「ベンダーの立場で来ている」と思われてしまいますが,CFPS を持っているとお客様も一目置いてくださることが多いです。

CFPS 試験は,少し勉強すれば誰でも合格できるというものではなく,きっちり勉強するか FP 計測の経験を積む必要があるので,それを複数回合格すると,FP 計測の技術レベルが維持できていることを確認でき,FP の計測や適用に自信をもって臨めるようになります。自分の中で自信を持てるという気持ちの面が大きいですね。

今年,国内初の CFPS フェローに認定していただきましたので,国内にもっとFPを普及させ,CFPS を増やさなければいけないという使命感を勝手に(笑)感じています。

その他伝えたいこと,これから CFPS を目指す方へのメッセージ等

FP はかなり普及してきましたが,国内の CFPS を取得したことがある人(資格失効者を含む)は50名ほどしかいません。CFPS を取れば国内で数少ない FP のスペシャリストの称号を得ることができます。よく知られた技術の希少な資格を持つことで,ちょっといい気分になれますよ

政府のソフトウェア調達ガイドラインで FP 適用が推奨されるなど,FP の適用はまだまだこれから広がっていきます。ぜひ CFPS を取得して FP 専門家の仲間に加わってください!